釈尊とアーラヴァカ

2020/01/23

かつて、新天皇御即位に際してのみ行われてきた大元帥法による御修法。 平成天皇の御即位の際は、さまざまな障害により執行され得なかった。 今、令和の新天皇御即位に即して、鎮護国を祈り本年晩秋に高野山に於いて執行される予定となった。 即ち、昭和天皇の即位依頼、95年ぶりの大法也。 それだけ経年すれば、失われている事も多くあるも、さればこその熱も失われていないのも、また有難い。 ともあれ、今、私の関心は人喰い鬼であったアーラヴァカが如何にして大元帥明王として仏の守護となったのか、という所から始まる。